飲食店でデジタルブックのメニューを導入するメリットを6つ紹介

2022年09月22日

タブレットやWi-Fiの普及にともない、飲食店では主にチェーン店を中心にIT化が進んでいます。デジタルブックの導入もそのひとつで、飲食店ではメニューをデジタルブックに置き換えることで、利便性の向上や業務の削減などのメリットに繋げています。

本記事では、飲食店がデジタルブックのメニューを導入すべき6つのメリットについて紹介します。

Wi-Fiの普及やデバイスの低価格化にともない、飲食店ではタブレット端末による注文・決済システムの導入が進んでいます。

それとあわせてデジタルブックによるメニューの提供も増えています。たとえば店舗に設置したタブレット上の閲覧や、テイクアウト向けの公式ホームページ上での公開など、飲食店におけるデジタルブックの活用は一般的になっています。

すかいらーくグループでもメニューをデジタルブック化して、2020年にはガスト、バーミヤン、ジョナサン、しゃぶ葉の4つのチェーンでデジタルメニューブックを導入しました。

またイタリアンを低価格で提供するサイゼリヤ、和食系ファミリーレストランとして全国一の店舗数をほこる和食さとなどでも、デジタルメニューブックを導入しています。

メニューをデジタルブックにすることで得られるメリットにはどういったものがあるでしょうか。

デジタルブックのメリットのひとつに、料理を美味しそうに見せられるというものがあります。

従来の紙やプラスチック素材のメニュー表は汚れやすく、さらに劣化によって写真が褪色すること、交換にも費用がかかることなどいくつか問題を抱えていました。

一方で、デジタルブックなら色鮮やかなディスプレイを通して、より料理の写真を美味しそうに見せられます。またデザインについてもテンプレートが用意されている場合もあり、ページの差し替えや画像の改善を簡単にできるのがメリットです。

デジタルブックは電子上で本を閲覧できるだけではなく、埋め込み機能によりコンテンツを付加できます。画像や動画、音声など、写真や文字以外の要素を埋め込めるため、さまざまな要素から顧客に訴求できるのがメリットです。

デジタルブックはメニューの差し替えも簡単です。店舗数が多いほど、メニューの差し替えは印刷費用や配送費用など負担も大きくなりがちですが、デジタルブックならそのような費用はかかりません。

季節ごとのメニューの差し替えなど、定期的な変更も自動で簡単に管理できます。

メニュー上の検索機能により、注文した商品を簡単に検索できます。食べたい商品を快適かつ確実に探せるため、選択までスムーズに促せます。

とくにデジタルブックは決済システムと連携させるケースが多く、注文は従業員を介さない場合がほとんどです。

従業員に尋ねるという行為の心理的ハードルが上がってしまう分、確実に結果にたどり着ける検索機能は非常に使い勝手がよいといえるでしょう。

決済システムやアプリなどと連携させられるのも、デジタルブックのメリットです。デジタルメニューブックアプリでは、NFCタグやQRコードをスマホやタブレットで読み込むことで、画面にメニューを表示して顧客自身が注文します。

アプリを介して注文や決済までを含んだ連携が可能で、従業員の接客対応にかかる労力が格段に減るのが特徴です。タッチパネル注文や注文履歴の表示などへの対応も可能で、単なるメニューの表示以上の機能を簡単に導入できます。

前述のようにデジタルブックは決済システムとの連携が可能なため、顧客と従業員の接触の機会を減らせるのがメリットです。

従業員の負荷や人件費の削減に繋がるのに加えて、対面での接触を減らせるため、感染症への対策になるというメリットもあります。

メニュー表の場合と異なり、退店時の消毒作業が必要ないのも業務削減に繋がります。

また、最近では従業員の接客を負担に感じるという意見もあることから、多様な接客ニーズに対応できるのも利点といえるでしょう。

デジタルブックはさまざまなシステムとの連携ができて、決済システムとの連携もたくさんの方法が可能です。

来客への対応が多い飲食店ではメニューをデジタルブックにすることで、業務におけるコスト減が期待できます。このようにデジタルブックは非常に利便性の高いしくみである一方で、導入にあたってはどういった業者に頼むべきか判断が付きづらいものです。

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