「上司に指示されて資料をデジタル化したけれど、実際に読まれているのだろうか……」 「ペーパーレス化でコストは減ったが、その先の効果が見えにくい」など、マーケティングや広報の担当者として、このような悩みをお持ちではないでしょうか。
紙のカタログやPDF配布では、「誰が、どこを、どれくらい読んだか」を把握することは困難でした。
しかし、デジタルブックなら「読者の行動」をすべて数値化できます。アクセス解析を活用することで、デジタルブックは単なる電子資料から、戦略的なマーケティングツールへと進化します。
本記事では、デジタルブックのアクセス解析について、初心者でも分かるように具体的な手順や活用方法、成功事例まで解説します。
デジタルブックのアクセス解析で「視覚化」できる5つの指標
アクセス解析を行うと、具体的にどのようなデータが得られるのでしょうか。専門知識がなくても押さえておくべき主要な指標を紹介します。
- 閲覧数(PV)・訪問者数(UU): 期間内にどれだけの人がブックを開いたか。
- 平均滞在時間: 1ページあたり、あるいは全体でどれくらいの時間読まれているか(熟読度の把握)。
- ページ別閲覧ランキング: どの商品やコンテンツが注目されているか。
- 離脱ページ: 読者がどこで読むのを止めてしまったか(内容改善のヒント)。
- リンククリック数: ブック内の「詳細はこちら」や「購入ボタン」がどれくらい押されたか。
また上記に加え、デジサクのデジタルブックでは以下の情報を確認することが可能です。
- どのページが何回クリックされたか
- どのサムネイル目次がクリックされたか
- どのようなワードで検索されたか ※キーワード検索オプション適用時のみ
- どのテキスト目次がクリックされたか ※テキスト目次オプション適用時のみ
- ブックのページ内に設定されているリンクが何回クリックされたか ※リンクオプション適用時のみ
デジサクのGA4対応については、以下のページから詳細をご確認いただけます。
これらのデータから、「読者の興味関心」が手に取るようにわかるようになります。
初心者でもできる!アクセス解析の導入手順
「システム開発の知識がないと難しいのでは?」と思われがちですが、多くのデジタルブック作成ツールは、アクセス解析ツールとの連携機能を備えています。
最も一般的なのは、無料で高度な解析ができる「Googleアナリティクス(通称:GA4)」との連携です。
ここではGoogleアナリティクスを例に具体的な導入手順を見ていきましょう。
ステップ1:Googleアナリティクスの測定IDを準備する
多くのデジタルブックツールがGA4に対応しており、設定画面に「測定ID」を入力するだけで準備が完了します。
Googleアナリティクスの測定IDの確認方法はGoogleアナリティクス公式ヘルプを参考にしてくださいね。
ステップ2:デジタルブックに計測IDを埋め込んで作成、サーバーへアップロード
ステップ1で確認した計測IDをデジタルブックに埋め込み、書き出したデータをWebサーバーにアップロードしましょう。すると、ブック内の行動がデータとして収集され始めます。
ただし、初回データの収集には最大24〜48時間待つ必要があるため、ゆとりを持ったスケジュールで作成しましょう。
ステップ3:レポートの確認
設定完了後、数日経つとデータが蓄積されます。まずは「どのページが一番見られているか」を確認することから始めましょう。
成果を出している企業の活用事例
アクセス解析の結果をどのように実務に活かすべきか、具体的な成功事例を紹介します。
事例1:製品カタログの最適化(製造業)
工業系の部品を取り扱うある企業では、アクセス解析によって「カタログの後半にある新製品」がほとんど見られていないことに発覚。そこで、目次からのリンクを強化し、ページ順序を入れ替えた結果、新製品への問い合わせ数が30%増加しました。
事例2:営業フォローの効率化(BtoB企業)
営業担当者がクライアントに送付したデジタルブックの閲覧状況を解析。「価格表のページを何度も見ている」顧客を特定し、最適なタイミングでフォローアップの電話を入れることで、成約率の向上に成功しました。
事例3:社内報のコンテンツ改善(広報部門)
社内報のアクセス解析を実施し、文字中心の記事よりも、動画やインタビュー画像が多い記事の方が滞在時間が長いことを突き止めました。以降、ビジュアル重視の構成に変更し、社内浸透度を高めています。
まとめ
デジタルブックのアクセス解析は、決して難しいものではありません。大切なのは、数字を見て一喜一憂することではなく、「読者が何を求めているのか」を推測し、次の施策に活かすことです。
まずは、現在公開しているデジタルブックに解析設定がされているか確認してみましょう。データという裏付けを得ることで、上司への報告や次回の予算取りも、より説得力のあるものに変わるはずです。
デジサクにデジタルブック制作を依頼する際は、GA4の計測IDを共有するだけで、アクセス解析が可能なデジタルブックが出来上がります。
まずはシンプルなアクセス解析から始めて、自社のマーケティングに活かしていきましょう。
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