デジタルブックにはどのような種類がある?それぞれメリットも合わせて解説!

デジタルブックには役割や用途に応じていくつかの種類があります。種類別の役割やメリットを理解しておけば、実際にデジタルブックを制作するとき、作業がスムーズに行えます。この記事ではデジタルブックの種類やメリットを解説するので、参考にしてください。

デジタルブックの仕様の違い

デジタルブックは「HTML5」が一般的です。以前はFLASHを使用したデジタルブックも多くありましたが、Google chrome・FireFox・safari・Edgeのユーザー数の多いブラウザがデフォルトでFlashPlayerが無効に設定されていること、Adobe Flash Playerの公式サポートが終了したことなどから、現在は HTML5のデジタルブックの方が主流となっています。デジタルブックを作成する際には、クラウド型のツールまたはソフト型のツールで作成することになります。クラウド型はネット環境さえ整っていれば、自宅やオフィス以外でも作成を進められるメリットがあります。一方ソフト型は、PCとライセンスを紐づけて使用するため、使用できるPCに制限があります。使う環境や人数、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

デジタルブック活用の種類

ここからはデジタルブックを活用する際に、どのような種類の媒体に利用できるかを解説します。

パンフレットや会社案内など

デジタルブックは、商品のカタログやパンフレットでも利用されています。高校や大学の学校案内パンフレットや、塾の入校案内パンフレット、企業の会社案内などもデジタルブック化して活用できます。紙媒体のチラシやパンフレットの場合、ユーザーに届ける方法には手渡し・配送といった手段しかなく、届けられる地域が限定されてしまうことが多くあります。しかしデジタルブックならWebで公開されるため地域を問わず多くの人が閲覧できるのです。急遽パンフレットが必要になった場合でも、デジタルブックのURLを共有するだけで最新版を閲覧できます。

マニュアルや説明書

デジタルブックは商品のマニュアルや説明書としても活用できます。紙媒体の説明書は紛失しやすく、保管場所も考えなくてはなりません。説明書などをデータ化すれば、必要なときすぐに確認できる資料としてユーザーの満足度もアップします。デジタルブックのマニュアルならタブレットやスマホでも確認でき、外での業務やPCを持ち歩けない環境でも活用しやすいでしょう。

ECサイトに連携したカタログ

デジタルブックは掲載されている画像や文字にリンクを設置できるため、ECサイトと連携したWEBカタログとして活用することもできます。ダウンロードして利用するタイプのカタログでは読み込み時間がかかり、読み込んでいる間にユーザーの興味が逸れてしまう懸念がありますが、WEBページと同様の読み込みスピードのデジタルブックならスムーズな読み込みが可能で、ユーザーの「見たい」「知りたい」という思いが熱いうちに商品・購入ページまで辿り着くことができます。

デジタルブックのメリット

デジタルブックは、紙の資料と比べて簡単に制作できます。印刷をする手間も省けるため、時間短縮で作業が進められるのです。レイアウトや色の修正といった工程にも手間がかかりません。また、デジタルブックは郵送をしないため、頒布するのも簡単です。すべてオンライン上で完結できるのが、デジタルブックの大きなメリットといえるでしょう。

アクセス解析ができる

デジタルブックではアクセス解析ができます。「実際にどのくらいの人がカタログを読んだのか」や「どのページが一番読まれているのか」などの解析が可能です。企業にとって、訪問者の数や閲覧数は気になる項目ですよね。PDFの資料ではダウンロード数しかわからなかったデータも、デジタルブックならより詳しく解析できます。デジサクではGoogleAnalyticsオプションを追加することで、アクセス解析ができるデジタルブックを作成することができます。

印刷や配布のコストを削減できる

デジタルブックはすべてWeb上で完結させるため、印刷にかかるコストが削減できます。通常の印刷物は、数百冊・数千冊とまとめて大量に仕上げていきます。そのため印刷代だけでも高額です。そのほか紙媒体のチラシやカタログは郵送代もかかってしまいます。切手代や郵送費のほか、郵送物を準備する人の人件費などがかさむのです。デジタルブックならインターネットを公開するだけで多くの人が閲覧できるため、印刷代や配布のコストが削減できます。

ユーザーの環境に依存しない

デジタルブックを使用せず、PDF形式でカタログやチラシを配布している企業もあります。しかしPDFを閲覧するには閲覧用ソフトをダウンロードしなければならず、用意が整っていなければ閲覧できないユーザーも発生します。またPCやスマホの種類により、レイアウトやフォントが崩れてしまう恐れもあるため注意が必要です。デジタルブックならばインターネットのアクセスだけで表示されるためユーザーの環境に依存せず、閲覧できる点が優れています。

郵送の手間が不要

デジタルブックは郵送することがないため、コスト削減と同時に手間もかかりません。紙媒体のカタログなどは大量に印刷されたチラシやカタログを仕分けして、宛名を印刷したのちに郵送する袋に貼りつけます。数百冊・数千冊とあるため準備をするのに、数日間作業の手間がかかってしまいます。デジタルブックならばインターネット公開なので、郵送の手間もかからず空いた時間でほかの作業を行えます。

まとめ

今回はデジタルブックの種類や仕様について解説しました。デジタルブックは誰でも簡単に作成でき、活用の幅が広いメディアです。ビジネスでもプライベートでも、その使い道は非常に多くあります。ぜひ生活に取り入れて、便利さを実感してみてください。