デジタルブックの種類や料金プランを紹介

紙媒体の資料、カタログをデジタル化したものをデジタルブックといいます。デジタルならではの操作感や利便性が特徴で、スマートフォン・タブレット・PCが普及した現代にピッタリのサービスです。

この記事ではデジタルブックの種類と料金プランを解説しています。デジタルブックの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

デジタルブックの種類

デジタルブックを作成する際は、代行業者に依頼するか、作成ツール・ソフトを使って自作することになります。

いずれの場合でも、ソフト型とクラウド型の違いを把握しておかなければ、目的通りのデジタルブックが作れない可能性があるので、チェックしておきましょう。

ソフト型

ソフト型はPCにインストールしてデジタルブックを作成・運用するタイプです。ソフトは有料なのでライセンスが発行されます。このライセンスはソフトをインストールしたPCに紐づいているため、基本的にそのPCでしか運用できないようになっています。

ソフト型はサービスによってPC1台のみでの使用に限定されるものもあれば、2〜3台なら利用できるものもあります。そもそもPCが会社に数個しかない場合や、従業員数が少なく、デジタルブックの作成・運用にそこまで人員を割かない場合はソフト型を利用するのがおすすめです。

クラウド型

クラウド型はインターネットにつながる環境であれば、どこでも利用可能です。ブラウザ上で作成・運用していくので、台数制限なく、どのようなPCでもネットにつながれば利用できるのが強みです。

基本的に台数制限はありませんが、稀に利用できる人数、台数を制限するサービスもあるので、購入時には注意が必要です。

とても便利で場所に縛られず作業ができるので、リモートワーク中心の企業やPCの扱いに慣れている人が多い企業におすすめです。

利用する人数、所有するPCの台数、インターネット環境によってソフト型かクラウド型か選ぶのがベストですが、迷ったときは台数制限がなく、使用できるPCを指定されることのないクラウド型を利用するのがおすすめです。

デジタルブックの料金プラン

デジタルブックには制作を依頼する場合とツールを借りて作成する場合で料金プランが別れています。ここでは制作代行プランと月額・年額プランの2つを解説しています。

制作代行プラン

制作代行プランは紙媒体のカタログのデータだけ用意して送信してしまえば、業者がデジタルブックを作成してくれるサービスです。紙カタログのデータがない場合は、オプション料金を支払うことでカタログそのものを郵送してデジタルブック作成を請け負ってくれる業者も存在します。

制作代行は業者によって料金設定が異なりますし、制作ページ数や冊数、導入する機能によって金額が変わります。例えば1冊50ページでリンクを10個入れるだけでも13,000円で請け負う企業もあれば69,300円かかるところもあります。月に1冊作成するかどうか、といった頻度の場合は制作代行プランがおすすめです。

オプションの一例
画像 Youtube動画 MP4動画
Googleマップリンク タブ・ボタン削除 キーワード検索
テキスト目次 ロゴ挿入 Google Analytics
(グーグルアナリティクス)

月額・年額プラン

デジタルカタログなどを頻繁かつ大量に作るため、自分たちで作れたほうが都合の良い場合は月額・年額プランがおすすめです。

無料の作成ソフトでは機能制限がありイメージ通りに作れない、マニュアルが整備されていないといったなどのリスクがあります。

作成ツールを販売している業者に月額または年間で契約すると、手厚いサポートを受けながら望み通りのデジタルブックを作成することができます。

こちらも利用するページ数やクラウドに保存できるデータ容量によって、スタンダード、プレミアムといった複数のプランがあります。

中には無料トライアル期間を設けているところもあるので、デジタルブックの使用感がわからない場合はぜひ利用してみましょう。

デジタルブックサービスを利用する際の注意点

デジタルブックサービスは、基本料金にプラスしてオプションを付けていくと、利便性が上がる仕組みになっています。

基本料金に何が付いてくるのかを把握しないと、紙の資料・カタログと何ら変わらず、デジタルブックならではの良さを感じられないものが出来上がる恐れがあります。

あまりwebデザインに詳しくないという方は、リンク設定、テキスト検索、印刷機能を必ずオプションに付けておきましょう。この3つはどのデジタルブックでも共通して見られる機能で利便性、売り上げが大きく左右されます。

コスト上限を気にしないのであれば、画像、動画、Googleマップのような、見栄えを良くするオプションを付けておくと、ユーザーの満足度は向上するのでぜひ検討してみてください。

まとめ

デジタルブックにはソフト型とクラウド型があり、それぞれ異なる特徴を持っています。会社のPC1台管理できれば十分な場合はソフト型を、場所を選ばず作成・運用したい場合はクラウド型を選びましょう。

またデジタルブックサービスは自作もできますが、制作代行も依頼できるので、大量に必要な場合は月額・年間プランで自作を、年に数本作れたら良い場合は制作代行を依頼しましょう。