IndesignからPDFを書き出す方法
IIndesignから入稿用PDFを書き出す方法をご紹介します。
PDFファイル仕様
PDF作成ソフト | Adobe Indesign |
ページサイズ | ・ 最大A2サイズ(420mm×594mm)まで。特殊サイズも対応可能。 ・ PDF内のページサイズは統一してください。統一されていない場合、デジタルブックのページに余白が生じることがあります。 |
カラーモード | RGB形式 |
推奨解像度 | ・ 144ppi~350ppi ・ 拡大表示するため、144ppi以上の解像度を推奨します。 解像度が不明な場合は、PDFファイルを200%表示して画像の状態をご確認ください。 |
トンボ | 不要(トンボは削除してください) |
見開きページ | 左右それぞれ別のページ(合計2ページ)になるように作成してください。 |
テキスト設定 | ・ フォントは埋め込み(エンベッド)を行ってください。 ・ 検索機能をご利用の場合は、合字(リガチャ)設定はオフにしてください。 埋め込まれていないフォントは、標準フォントで表示されます。 本文で合字を利用すると、検索結果にズレが生じます。 |
セキュリティ | PDFのパスワード保護は解除してください。 「パスワードによるセキュリティ」を設定したPDFファイルはご利用できません。 |
事前にご確認いただくこと
InDesignには、ドキュメントファイル(.indd)とブックファイル(.indb)の2種類のファイル形式があります。PDF出力する前に、ファイル形式をご確認ください。
デジタルブック用PDFに利用できるInDesignファイルの種類
InDesignのドキュメントファイル(.indd)をご利用ください。
InDesignブックファイル(.indb)で目次設定したPDFはご利用できません。変換エラーとなりブックが作成できない場合があります。
Adobe IndesignのバージョンはCreative Cloudの最新版を推奨しています。
旧バージョン(CS等)で作成したデータは、書き出しデータに不具合が生じる場合があります。
データ作成時の注意
カラーモード
RGB(モニタ表示用)でご用意ください。 CMYK(印刷用)で作成したデータは、RGBに変換したものをPDF化してください。 CMYKのまま書き出した場合、デジタルブック化した際に色味の変化や、画像抜け等の不具合が発生する可能性があります。
フォント設定
検索機能をご利用の場合は、合字(リガチャ)設定はオフにしてください。
合字を利用すると、検索結果にズレが生じます。
PDF書き出し時の注意
・PDFデータは「見開き」ではなく、「片面ずつ」書き出してください。
・書き出し時にデジタルブック用プリセット(弊社より配布しているPDF設定)をご利用ください。
PDFへの書き出し手順
1.最初にデジタルブック用プリセットを読み込みます(既にプリセットの読み込みが完了している場合は、手順5以降をご確認ください)。
デジタルブック用プリセットを下記からダウンロードします。
https://www.digisaku.com/doc/digitalbook_preset.zip
2.[編集]>[Adobe PDFプリセット]を選択します。
3.Adobe PDFプリセットダイアログが開いたら、【読み込み】ボタンをクリックし、ダウンロードした「digitalbook.joboptions」を選択します。
4.Adobe PDFプリセットダイアログの「プリセット」欄に“digitalbook”が表示されたら、【OK】をクリックします。 これで、PDFプリセットが設定されました。
5.[ファイル]>[PDF書き出しプリセット]から「digitalbook」を選択します。
6.「書き出し」ダイアログボックスが開いたら、ファイル名を入力し、[保存]をクリックします。
7.[Adobe PDFを書き出し]ダイアログボックスが開いたら、 [PDF書き出しプリセット]が「digitalbook」になっていることを確認し、 【書き出し】ボタンをクリックしてください。
8.PDFを開いて、表示内容を確認してください。
これでIndesignでのPDF書出しは完了です。