中綴じとは?ページ数の少ない冊子によく使われる製本方法の特徴

「中綴じはどんな製本方法なの?」
「背表紙がなく、ページ数が少ない冊子に用いられる製本方法の特徴を知りたい」

中綴じは、用紙を重ねて真ん中から二つに折って、折り目部分に針金をとおして固定する製本方法です。ページ数の少ないパンフレットや商品カタログなどの小冊子によく使われています。

本記事では、背表紙がなくページ数が少ない冊子に用いられる製本方法の特徴について解説します。どの製本方法がよいのかお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

中綴じとは

中綴じは、開いたページの真ん中に針金で2箇所綴じる方法です。ページ数があまりない商品カタログ・パンフレット・絵本などに使われています。

特徴としては、少ないページ数で製本できたり、見開きのデザインが見やすかったりします。見開きのデザインが見やすければ、商品の魅力を伝えるときにとても便利です。

また、製本工程が少なく、比較的コストが安い特徴もあります。商品カタログ・パンフレットなどは数年程度で内容を変えて、作り替えなければならないので低コストであるのはメリットです。

作成するときの注意点は、原稿のページ数を定められた倍数にしなければならないことです。また、見開き中央の写真は、隠れてしまいますので注意しましょう。

中綴じのメリット

中綴じのメリットは、下記の4つです。

● ページの開きがよくなる
● 少ないページ数で製本できる
● 低コストで作成できる
● 自由度の高いデザインで作成できる

ページ数の少ないパンフレットなどに向いていることがわかります。ひとつずつ見ていきましょう。

ページの開きがよくなる

中綴じは、ほかの製本方法よりも、ページの開きがよくなる強みがあります。ページの中心部分をしっかりと綴れて、その結果、ページが平らに開くことが可能です。

たとえば、見開きに写真があるデザインでも、写真の全体像を見られます。パンフレットやカタログなどを開いたままの状態にしやすいので、商談の時にはとても便利です。また、開きやすくて扱いやすいので、商談に使われる商品カタログなどにとって最適な綴じ方といえます。

少ないページ数で製本できる

中綴じは、8ページから綴じることができる製本です。4ページより大きいページ数で製本でき、8・12・16・24ページと、ページ数は少ないページから対応できます。あまりページ数が多くないようにしたい場合に向いており、カタログなどの小冊子に利用されています。

冊子の背に厚みが必要である綴じ方の場合は、ページ数を少なくできません。少ないページ数で製本したい場合は、綴る方法について考えた方がよいでしょう。

低コストで作成できる

低コストで作成できるのは、中綴じならではの強みです。2つの綴り方の単価を、下記の表で比較しています。

 中綴じ無線綴じ
単価(1部印刷)1,677円651円
単価(10部印刷)272円336円

冊子の部数が10冊以上になると、コストのメリットが出てきて、中綴じの方が安くなります。無線綴じよりも、比較的低コストで作成ができるので初めての方におすすめです。

自由度の高いデザインで作成できる

中綴じは、自由度の高いデザインで作成できる強みがあります。本を無理なく開けるので、デザインの自由度を追求できます。また、左右のページにまたがって配置して見づらいなどの心配は入りません。

多くの画像が掲載されているカタログや見開き全体に絵を配置する絵本に向いているといえます。強調したい画像を誌面いっぱいに掲載して、商品の魅力を伝えることができるでしょう。

中綴じのデメリット

中綴じのデメリットは、下記の3つです。

● ページ数に限度がある
● 4ページ単位で作成する必要がある
● 背表紙がなく並べると見つけづらくなる

ページ数が多い冊子には向いていないことがわかります。ひとつずつ見ていきましょう。

ページ数に限度がある

中綴じは、ページ数に限度があり、針金で綴じられるページ数は46〜99ページです。ページ数が多過ぎると針金がとおらないので、中綴じにできない場合があるため注意が必要です。

また、100ページを超える冊子になると、別の製本で綴らなければなりません。ただし、表紙で使用している紙の種類や厚さにより、100ページ以下でも綴るのが難しい場合があります。ページ数の多い冊子を作るときには、無線綴じなどを選ぶようにしましょう。

4ページ単位で作成する必要がある

中綴じは、4ページ単位で作成しなければならないデメリットがあります。二つ折りにした紙からでき、表紙を含めて最低8ページの原稿で作成することになります。

全体のページ数が4の倍数にならないときには、白紙の挿入でページ調整が必要です。たとえば、13ページの冊子を作成したいとき、3ページ分の白紙を挿入して16ページにします。作成するときには、4ページ単位で作成する必要があるので注意しましょう。

背表紙がなく並べると見つけづらくなる

中綴じは、背表紙がなく並べると見つけづらくなるデメリットがあります。たとえば、無線綴じや平綴じの製本方法の場合は、束ねた用紙の厚みが背になるので、書名を入れることが可能です。

一方で、中綴じは背表紙がないので、本棚に入れたときに、自分の探していた本をすぐに見つけられません。背表紙がないと、お目当ての本を見つけづらいといえます。メリット・デメリットを考慮したうえで、どの綴じ方にするのか検討しましょう。

中綴じ以外の綴じ方

中綴じ以外の綴じ方は、主に下記の3つです。

● 平綴じ
● 無線綴じ
● 網代綴じ

ひとつずつ見ていきましょう。

平綴じ

平綴じとは、冊子の製本方法の一つで、とくにシンプルな方法として知られています。紙の端から約5mm程度の部分を「綴じ代」として取り、そこを針金で固定し、ページを留めることが可能です。製本方法と仕上がりが簡素であるため、企画書・報告書・教科書などに使用されます。

平綴じは、少ないページ数から綴れることや価格がお手頃であるのがメリットです。一方で、紙の端から5mm程度の位置で綴じるのでページが完全に開けません。紙の端から15mm程度の範囲には、大事なイラストなどを入れるのは控えましょう。

無線綴じ

無線綴じは、本文が書かれた紙を1枚ずつ重ねて、背の部分に接着剤を付けて綴じる製本です。仕上がりが丈夫で高級感もあるので、大切な冊子を長期的に保存できます。また、ページ数の多さに対応して背表紙ができるため、本棚に置いた目当ての本を見つけやすいです。

一方で、背表紙がなくページ数が少ない冊子には対応していないデメリットがあります。無線綴じは本文の厚みの分だけ背表紙ができるので、商品カタログやテキスト冊子など本文32ページ以上の冊子に向いています。

網代綴じ

網代綴じは、背の部分に切り込みを入れて糊を浸透させ接着する綴り方です。網代綴じの特徴は、180度開くことができないので、見開きの冊子には向いていません。網代綴じは、紙面を広く使えるので、文庫本や漫画誌に使用されています。

まとめ

本記事では、背表紙がなくページ数が少ない冊子に用いられる製本方法の特徴について解説しました。

中綴じは、開いたページの真ん中に針金で2箇所綴じる方法です。ページの開きがよくなったり、ページ数があまりなくても製本できたりします。一方で、ページ数に限度があったり、背表紙がなく並べると見つけづらかったりするデメリットがあります。

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