デジタルブックとPDFの違いを6つ徹底解説!
デジタルブックとはパソコンやスマートフォン、タブレットでページをめくりながら読む電子冊子を指します。手軽にペラペラと文書を読めることで、近年ではデジタルブックの市場が拡大しています。
一方、デジタルブックが普及する前から、文書やファイルを閲覧するために使用されていたものとして「PDF」があります。
デバイスを通して書類を閲覧するデジタルブックとPDFというツールには、どういった違いがあるのでしょうか。デジタルブックとPDFの違いを紹介します。
デジタルブックとPDFの違い
デジタルブックとPDFの違いを紹介します。
表示スピードが速いか
大きな違いとして、表示スピードが挙げられます。PDFは特性上、1度ダウンロードしてから表示しなければなりません。ページ数が増えるほどダウンロードに時間がかかり、表示するまでにも時間がかかります。
さらに、閲覧するにはアドビが提供しているプラグインの「Adobe Reader」が必要です。データ容量が増えるほどダウンロードと表示に時間がかかるのは、ユーザーにとって快適ではありません。
しかし、デジタルブックは表示までのスピードが非常に早く、閲覧するためのダウンロードが一切不要なのが特徴です。
現在多く使われているデジタルブックはWebコンテンツの一つであり、冊子の好きな所から閲覧しても読み込みの待ち時間がありません。
さらに、ブラウザ上での閲覧が可能で、特別なアプリのインストールやプラグインのインストールも不要です。要は、インターネットに接続できるデバイスさえあれば閲覧できます。
ページがめくりやすいか
ページのめくりやすさにも違いがあります。PDFは縦にスクロールしてページを表示させるため、ページ数が増えると見づらくなるでしょう。
しかし、デジタルブックは冊子のような感覚でページがめくれるため、本を読んでいるような感覚と同じ感覚で閲覧ができます。
デジタルに苦手意識を持っている人でもアナログのような資料の閲覧ができるため、誰でも扱いやすくなっています。
動画やリンクの設置が簡単か
動画やリンクの設置自体は、デジタルブックでもPDFでも可能です。
しかし、PDFの場合は動画を埋め込むためのツールが必要になりますし、動画を埋め込むとデータが重くなってしまうため、ダウンロードの速度や表示スピードに悪影響を及ぼします。
デジタルブックの場合は、動画やリンクを設置してもデータが重くならず、スムーズな表示が可能です。資料へのPR動画の埋め込みや、マニュアルに具体的な操作方法の動画を埋め込むなどができます。
文章だけの資料よりも、動画を使った資料のほうが伝わる情報量に差があるため、動画やリンクを設置しているデジタルブックは非常に伝わりやすいコンテンツを提供できます。
更新した最新情報の提供が簡単か
PDFは1度ダウンロードしてしまうと、データの管理ができません。つまり、最新情報への更新や、データ削除などができません。最新情報を閲覧にするには、新しくPDFをダウンロードする必要があります。
デジタルブックの場合、データの差し替えができるため、データを最新に変換可能です。さらに、データを差し替えてもURLが変更されないため、新しいURLの共有も不要です。簡単に最新情報の提供が可能なので、ユーザーにとって非常に親切といえるでしょう。
詳細なアクセスログを取得できるか
PDFには詳細なアクセスログを取得する機能はなく、ダウンロードした人数が分かるだけです。
一方、デジタルブックは「何ページ目がどのくらい閲覧されたか」「リンクが何回クリックされたのか」など、詳細なアクセスログの取得が可能です。
取得したデータをもとに、ユーザーが興味を示している内容の確認や、閲覧されていないページの修正ができるため、よりユーザーに伝えやすい情報にアップデートできます。
自社サービスまでの導線を設計できるか
PDFの場合、ダウンロードしてコンテンツをチェックしても、自社サービスについて「再度調べる」必要があります。
つまり、ユーザーにとっては二度手間になってしまうため、新規・リピーターともに獲得が難しくなってしまうでしょう。
一方、デジタルブックは、ブック内にチャットボットを設置できるため、興味を持ったユーザーがブック内で問い合わせや予約がしやすい環境作りができます。
単純にユーザーの手間を減らしているため、新規がリピーターになりやすいメリットがあります。学校案内や企業のホワイトペーパーなどでも、デジタルブックは採用されているようです。
デジタルブックを使えば自社サービスまでの導線を設計できるため、PDFで運用しているのであれば変更してみてもよいでしょう。
まとめ
デジタルブックとPDFは非常によく似ていますが、実態はまるで別物です。むしろ、PDFと比較するとデジタルブックは利便性が高く、幅広い活用ができます。
デジタルブックを提供しているサービスには、無料で試せるものもあるので、デジタルブックを活用してみてはいかがでしょうか。
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