デジタルブックサービスの選び方は?サンプルから見えてくる特色

電子書籍に加えパンフレットやカタログなども電子化されつつありますが、電子化するうえで費用面や手間などに不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、デジタルブックサービスの選び方や、サンプルで確認すべき特色をご説明します。

デジタルブック導入時のポイント

デジタルブックサービスはさまざまな企業から提供されていますが、何を基準に選べばいいかわからない方もいるでしょう。そんな方のために、デジタルブック導入時に確認すべきポイントをご紹介します。

納品スピード

まずは、納品までにどの程度時間を要するのか確認しましょう。納期は、注文総数・ページ数・オプションの有無・ダウンロード納品かどうか、といった内容によって変わってきます。早い企業だと、注文日の翌営業日に納品してもらえます。

企業でデジタルブックを導入する場合、納品後に使用方法のレクチャーなどがあるため、できるだけ早く納品されることが理想的です。そのため、デジタルブックサービスを選ぶ際には、納品スピードをチェックするようにしましょう。

料金

デジタルブックの料金は、制作基本料金・ページ料金で構成され、必要であればオプションを付けたり納品の仕様を変えたりします。

会社によっては、まとめて注文したり定期購入したりすることで料金を割引するサービスを行っていることがあります。公式サイトに載っていないこともあるので、割引内容を確認したい場合は直接問い合わせてみるのもおすすめです。

また、サービス内容は会社によって違います。複数社比較して、一番合っているサービスの会社を選定するといいでしょう。

発注の手軽さ

デジタルブックの発注は、スタッフとヒアリングをしたのちPDFなどでデータ入稿して発注するパターンが多いです。データの送信に時間がかかったり、発注手順が多かったりすると、発注作業だけで時間をとられてしまうので注意が必要です。

実際に発注してから手間取らないために、公式ページに載っている発注方法を事前にチェックしましょう。支払い手続きをしなければ問題ないので、途中まで発注作業を進めてみるのもおすすめです。

サンプル確認で見るべき点

デジタルブックサービスでは、どのような仕上がりになるのかイメージできるよう公式サイトにサンプルを載せていることが多いです。では、サンプルを確認する際には、どこに注意して見ればいいのでしょうか。

動作環境の制限は少ないか

パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットで使用する方が増えています。そのため、デバイスや動作環境に制限があると使い方が限られてしまい、とても不便です。サンプルを見る際には、まず確認するようにしましょう。

確認方法は、HTML5という形式が使用されているかどうかです。HTML5に対応していれば、スマートフォンから見ても自動的に変換されるので安心です。

専用アプリなどは不要か

デジタルブックのなかには、専用アプリを使用しないと閲覧できないタイプのものがあります。その場合、パソコンやスマートフォンのどちらかで、アプリがインストールできないという事態が発生する可能性があります。

結果的にデバイスが制限されてしまうので、できるだけ専用アプリを使用せずに閲覧できるものが好ましいです。専用アプリが必要な場合、サンプルを利用する時にもアプリをインストールする必要があるため、そのタイミングで確認しましょう。

操作性は直感的でわかりやすいか

デジタルブックの導入を検討している方が不安に思うのが、操作性のしやすさです。マニュアルを細かく見てやらなければならないと、時間や手間がかかります。そのため、直感的に使うことができる、わかりやすいデジタルブックを選びましょう。

また、ページのめくりやすさもチェックした方がよいでしょう。スムーズにページをめくれないと、想像以上にストレスがかかります。デジタルブックを利用するなかには、流し読みをする方も多いので、操作性がいいかチェックするようにしてください。

メモや付箋はつけられるか

メモ機能は、読んでいるページの気になる部分にメモを追加できる機能です。マニュアルなどは重要となるポイントをおさえておく必要があるため、とても便利な機能です。

付箋機能は、あとから見返したいページに印を付けておける機能です。メモ機能と併用すると、ピンポイントで自分の確認したい箇所を探すことができます。

カタログやマニュアルなどはページ数が多くなりがちです。そのため、利用者が便利だと感じるメモ・付箋の機能は付いているとよいでしょう。

まとめ

今回は、デジタルブックの選び方や、サンプル確認で見るべきポイントをご紹介しました。

今までデジタルブックを利用したことがない方は、導入するのに手間とお金がかかるのではないかと不安になっているかと思います。しかし、選ぶポイントをおさえれば、手軽に低価格で導入することが可能です。

デジタルブックは、紙の冊子に比べて印刷費用がかからなかったり、在庫を保管しておく必要がなかったりと、メリットが多くあります。今回ご紹介したデジタルブックの選び方を参考にして、ぜひ導入を検討してみてください。